自分をいっぱいいっぱい、ねぎらってあげておくれ。


「親から受ける愛情に兄弟で差がある」
と感じている人もいるじゃろう。

親も人間だから、同じように接しているつもりが、
差が出ることもあるんだよな~。

不完全な親だけど、不完全なりに
頑張っていることがある。

これは自分に対しても言えることで、
不完全な自分だけれど、不完全なりに
頑張っていることがあるんじゃよ。

「もう少しこうできたらよかったのに、
行動できなかったなぁ」とか、

「こんなことを言うつもりじゃなかったのに、
ひどい言葉を言ってしまったなぁ」とかね。

それらをひとつひとつ、許してあげるんじゃよ。

「不完全さ」というのは、
まず自分が先に許されていいんじゃよ。

自分のあらゆる不完全さを包み込み、
あたため、溶かしていく・・・。

自分のどんな感情も受けとめてあげてほしい。

受けとめるじゅもんとして、

「いいよ、いいよ、それでいい。
そう思って、それでいい」

という言葉がある。

親への不満や、兄弟へのモヤモヤする思いを、

「いいよ、いいよ、それでいい。
そう思って、それでいい」

と、否定せずに、ただ受けとめてあげる。

自分の不完全さを許すということを
ぜひやってみてほしい。

本当によく頑張っているから、
自分をいっぱいねぎらってあげてほしい。

すると、親の不完全さをほんの少しだけ
あたたかく見てあげられるようになる。

ほんの少しだけ、というのがミソじゃよ。

完全に許せなくていい。

嫌なことは、嫌でいい。

ズルいと思っても、不公平だと思ってもいい。

どんな感情が湧いてきても、
あなたが大切な存在だということに
変わりはないのだから・・・。

人からねぎらってもらおうと思っても、
人はみな、自分のことでいっぱいいっぱい。

だから、どうか自分で自分に
声をかけてあげてほしい。