うん。
あなたは「共創の世界」の感覚をもつ人だね。

「共創の世界」とは、
共に創り、共に奏でる世界のことじゃよ。

この世界では、一番を競う必要はない。

それぞれの特徴を活かし、
みんなで豊かになっていく世界だからね。

それに対して、「競争の世界」がある。

受験やスポーツ競技などが、「競争の世界」の一例ですね。

そうだね。

「共創の世界」と「競争の世界」では、
視点が違い、表現する言葉も違う。

だから、「共創の世界」の感覚をもつ人が通知表をつけることは、
違和感を感じるだろうし、葛藤もするだろう。

あのね、
仕事をしていると「100% 共創の世界」では
生きられないこともある。

確かに、ありますね。

だけど、安心していいよ。

あなたが大切にしている、

「本当は点数ではなく、生徒たちの素晴らしさを
もっと言葉で表現したい!」

という想いは、

あなたが普段なにげなく生徒たちにかけている言葉の中に、
ちゃんと含まれているから・・・。

生徒たちはそれをちゃんと受け取っているよ。

どんな想いで自分を見てくれている先生なのか、
生徒はちゃんと見抜くからね。

確かに!

通知表は仕事として割り切ってつける。

これは仕方がない。
今の学校の仕組みはそうなっているから。

その上で、

あなたが生徒の素晴らしさを感じた時は、
どんどん言葉で伝えてあげてほしい。

生徒の瞳を見て、伝えてあげてほしい。

あなたが日々の中でなにげなくしていることに、
誇りをもってほしい。

あなたと出会った生徒はしあわせだ。

そこにいてくれてありがとう!